くうねるあそぼー

急に何かにはまる癖があります。色々やってみる雑記ブログです。仕事は不動産屋さん。人の人生に関わるこの仕事なので、日々思う事・感じる事が多くて、どうしようもなくなってブログ始めました。どうかゆるい目線でお付き合い下さい。

無知なやつがスキーをしに行った話(蔵王温泉スキー場)

www.zao-ski.or.jp

 

「毎年、家族でスキー旅行に行く。」

 

…と言えば、めちゃくちゃスキー上級者だと思われてしまうだろう

 

山形市に住んで17年目。でも、山形のスキー歴は3年目である。

 

三年前は臨月のお腹で無謀にも行った。

二年前は1歳児を連れて行った(ソリ遊びがメインだった)

そして今年…

 

蔵王温泉スキー場の事は何も知らないのも同然だ。

 

下の子(2歳)は相変わらずソリ遊び。

上の子(11歳)が「ロープウェイで頂上から滑りたい」と言い出した。

 

山形では小学校でスキー教室があり、今年はロープウェイで上まで登り、

スキー教室をしたのだという。

 

すごいじゃないか!!

去年までリフトも怖がっていたのに!!

 

ソリチーム(パパ子守)と、スキーチーム(私)に分かれて行動した。

 

レンタルスキーなので、パパのサイズのスキーを使用する。

お互い子守を交互にする約束だった。

 

パパ:身長178cm/27.5cm

私:身長164cm/25.5cm

 

青森市出身なのでスキーはできる。

サイズが多少合わなくても何てことはないのだ。

(…本当は骨折などの原因になるので、後にレンタルスキーのおじちゃんに怒られた)

 

20分くらいで滑り終わる

 

…はずだった。

 

実際は2時間も掛かった!!

 

まず振り返るとロープウェイのチケットを売るお姉さんに

「どれくらいで滑って戻れますか?」と明るめに聞いたのに

「お客様のレベル次第ですからわかりませんね」と無表情で返された所から不運は始まっていたのかも知れない。

 

往復券を買おうとして

「滑るんだから片道でしょ」と、パパに突っ込まれた。

…そうでした。

 

頂上までは大人800円、子供400円。

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ロープウェイのチケット

 

 

ロープウェイから見た景色は最高にワクワクした!!

やっとスキーらしいスキーが楽しめる。

子供の成長を噛みしめた。

 

 

 

 

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ロープウェイからは他のコースが見えた。

っと、娘が

「私が乗ったの、あっちのロープウェイかも。

あれ?あっちかな?」

と、言い出した。

 

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ロープウェイからの景色

 


頂上につくと、木々が樹氷になりかけている。

空気も冷たさのレベルが違った。

 

「ここじゃない」

娘が言った。

 

「まぁ大丈夫っしょ!行こ!」

私が言った。

 

 

 

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さあ!行きましょー!!

 

 

 

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超楽しいー!!

普段絶対言わないけど

うぇーい 

 フォー!

 なんて叫びながら滑る。

 

 

 

 

どんどん滑りおりて、いくつか分かれ道があったけど

滑りやすそうな方を選ぶ

 

・・・

 

・・・

 

あれ?

 

いくらおりても、もとのコースにたどりつかないぞ・・・

 

 

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なぞの沼

もう滑るというより、

逆に登る感じになった。

 

アルペンスキーだ。

 

中学校のスキーの授業を思い出す。

田んぼの中をひたすらアルペンスキーする。

吹雪の中。

大っ嫌いだった。

でも…こうして25年以上経ってその経験が生かされる事になるとは。

 

後ろを見ると、娘は腕の力だけで進もうとしている。

 

「片足ずつ体重を乗せればスーって進めるよ!」

「ほら親指あたりに体重載せて!」

頑張れ!!

 

 

明らかに行き止まりのリフト乗り場にたどり着いた。

 

 

「道に迷いました」と、帰り道を聞いた。

 

 

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無事に着きますように…っていうか ここはどこなの??

 

 

娘は手を合わせていた。(可愛い…。遭難させるわけにいかない!!)

 

 

どうやら、ロープウェイ+リフトが鉄板らしい。

 

 

 

周りを見れば、コース地図が書いてあるパンフを皆、立ち止まって確認している

 

 

そんなの持ってないんですけどー!!

 

 

携帯の電波は普通にある。ネットでコースを確認する(いまさらー)

 

  

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電波あります。安心の蔵王温泉スキー場



 

 

 「ここは33番のリフトだから12番のリフトに乗って下さい、また次のリフトに乗って」

 

と言われたけど、リフトからリフトまでがまたアルペンスキー状態…

ガシガシ進む。

自衛隊の気分だ。

 

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33番リフト


 

 「大平コースを目指して」と言われたけど、

矢印看板には『中央ゲレンデ』と書いてあるものもある。

そっちな気がする…もうアルペンスキーはこりごりだ。

 

でも大平コースを進んで行った。

 

 

モーグルですか?

ていうでこぼこコースで、

私も娘もずっこけまくる。

 

 

ブカブカのスキーは、インソールからすぽっと抜けてしまった。

 

靴にはめたいが、なかなか戻せない。

 

もういいや!

 

インソールを手に持って、再び滑ってみた。

 

コントロールが効かない!!

 

足が勝手に開脚していくー!!

 

ぎゃーっ!!股割れるー!!

 

お尻から倒れないと止まらなかった。

 

もういちど、インソールを靴に戻す。

 

閉館のアナウンスが焦らせる…。

 

ぐぐぐ・・・と

8割入った所で、足も入れる。

ちょっとずつ入っている。

焦らずすべらせてぇっと。

 

…スポ!

 

よし!!

 

元通りになった。

急いで急降下した!!

 

 

途中で大露天風呂が出てきた

 

 

!?本当に道あってんのかこれ。

 

 

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携帯でゲレンデマップを確認した

 

橋を渡ると戻れそうだ。

 

もうちょっとだ!!

 

 

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到着

 

手前が私。奥が娘。

 

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まちくたびれた息子

 

「ナイターやってないみたい」

パパが滑る事は出来なかった。

 

まじでごめんなさい。

 

 

「いいよ。大丈夫大丈夫」

中学生の頃、朝から晩まで、休みの日に滑っていた程、スキー好きだ。

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

 

…気まずい。気まずすぎる。

耐えられない!!

 

 

お詫びに夕飯をごちそうした。

 

また月末リベンジする事になった。

天皇に感謝だ。

 

 

今度は私は、ソリを楽しもう。

 

パパにリフト乗り放題券の購入を勧めてあげよう。

 

これはこれで良い経験になった。

何だかんだ楽しかった。

 

あとは筋肉痛だけが怖いけど・・・