くうねるあそぼー

急に何かにはまる癖があります。色々やってみる雑記ブログです。仕事は不動産屋さん。人の人生に関わるこの仕事なので、日々思う事・感じる事が多くて、どうしようもなくなってブログ始めました。どうかゆるい目線でお付き合い下さい。

地上げなんかもするのだ(不動産屋さんのお仕事日記②)

私の ゆるーい地上げ交渉のその後…

 

 

kuunerube.hatenablog.com

 

 

 

「息子が反対している」とお断りのお電話があり

それでもあきらめず、お手紙を出して、会いに行く事にした。

 

 

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だがしかし。

 

 

速達で出したら翌日

速攻でお断りの電話が…。

 

声は本当に怒っていた。

それでもなお

「全部とは言わないです。一部だけでもだめですか?」と

聞いてみた。

 

「だめだ。これ以上来ないでくれ。息子と喧嘩になりたくない」

 

声に怒りと拒絶を感じた。

 

お会いした時の優しいご老人の声色ではなかった。

きっと息子さんに、

「なにそんなやつ家に上げてんだ!バカヤロー!」とでも

言われたに違いない…。

 

そっかー。

 

仕方あるまいなー。

 

老いては子に従え…か。

  

申し訳ない…

 

 

 

正直、まだ粘る根性は残ってる。

でもやるべきではない気がした。

 

「すみませんでした。」と終了した。

 

 

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とは言え、絶対にこの案件、お手伝いしたい!

 

お客様の喜ぶ顔を…

その土地でガーデンウェディングを挙げる笑顔を見たい…

 

 

さぁ、どうする!?

 

 

ここはひとつ・・・

 

4年前に知り合った、森林組合代表理事組合長。

名刺を取り出し、電話を掛けた。

その組合長はリタイアされている事は知っていた。

 

当時、聞いたのは

「山を売りたいって人はいるんだけど、買う人がいないんだよね」

というお話し。

 

「確かに『山探してます』っていうお問い合わせは頂いた事がないですね」

と、笑ってお茶を飲んだ記憶が蘇った。

 

 

これしかない! 

 

 

 

「突然のお電話失礼致します。

 

以前●●組合長とご縁がありまして、

 

そちらの事務所にも何度かお邪魔させて頂いた者です。

 

折り入ってご相談したい事がございまして…

お時間頂けませんでしょうか?」

 

「あぁそうでしたか。

んー、3月だったら…時間取っても良いですよ

 

とにかく今は大事な会合の準備があり、忙しいらしい

 

3月のナンニチなら良いのか、ここでアポを決めたかったけど、

忙しくて先の事まで考えられない雰囲気を感じる。

強引にこちらの都合を押し付けて

印象を悪くしてはいけない。

 

「お忙しい中、この様なお電話してしまい、申し訳ございませんでした。

 では、3月に入ったらご連絡します」

 

 

「そうですか。じゃ、総務の●●あてに連絡して。

ここ何十年と売買の手伝いをしていない。

でも、山を売りたいっていう相談は度々あるんですよ」

 

「ありがとうございます!では改めさせて頂きます!!」

 

やった!!山売りたい人いたー!

 

 

 

 

 

お客様にも報告した。

 

先の話が飛んでしまった事は、やっぱり残念そうだった。

でも、山も気になるとおっしゃって下さった!

 

早く良い報告がしたい…。

 

すると。お客様の方でも色々動いていらっしゃった。

 

とある旅館オーナーが所属する、ある団体で

ちょっとしたプロジェクトがあるらしく、

お客様に協力要請があったとの事。

 

そこでうまく行けば、ガーデンウェディングもできるかも知れないとの事。

 

ん?買主がこのお客様ではなくなるって事か?

その協力要請はなんとなく断った雰囲気も感じるぞ?

 

なんだか良く分からないなぁ…

 

けど…

その旅館オーナーさんは、

4年前に売買のお手伝いをした方だった。

 

「あなた、なかなかやるわね」

と言って下さったあの方…。

 

 

産休で引き継いで、実際にお会いせずに終わってしまった。

無事契約は済んだものの、

あれやこれや大変な所は私が片付けたのだし…

自分の手で最後までやり切りたかったと

心残りだった。

 

 

ここで繋がれるかもしれない。リベンジできるかもしれない。

 

 

今は社長職を退ぞかれて、息子さんがメディアに出ている。

お電話で話したあの女性の前社長、

お会いせずに終わった私の事を覚えているだろうか…?

 

今度こそお会いしたい。

そして、このお仕事を成功させたい!!

 

でもお客様も顔が広くて、

「あ、もう決まっちゃいましたー(笑)」

ってオチも十分ありえる。

 

さてさてこの話、

 

どうなることやら。