この一件について振り返ると、
会社員としては、だめな結果だ。
でも、私にとっては、
とても大事な経験となった。
これからの自分を変える程の…。
ようやく、地上げの着地を迎えたのだ。
結局は、
貸すでもなく、
売るでもなく、
無償で場所を提供してもらい
『やりたい事をやってみて良い』
と、いう結果になった。
Z社とクライアントの縁を結んだのだ。
そこにお金は発生しないが、
むしろ
お金が発生しなくて良かったと
心底思えている。
帰りに見た景色は、
格別に、晴れ晴れとしていた。
そもそも私にとっての目的は
お金ではなかったんだと思う。
仕事の”仕”という字と、”事”という字は、
どちらも ”つかえる” という意味だそうだ。
それならば私は
”仕事”を達成したと言える。
ある人は
『人をつなげる事は、めちゃくちゃ大変な事なんだ』
と言った。
だから
それができる様になれた自分が、
とても誇らしく思えた。
自己肯定感の低い私が、
そう思えるのは、超〜珍しい事だ。
中学生の時、
自転車を持っていない友達に
「皆でサイクリングに行くから、自転車を貸して欲しい」
と、頼まれた事があった。
全く違和感を感じず
「いいよ」と自転車を貸した。
そうしたら母に、
めちゃくちゃに怒られた。
「お前がサイクリングに行けばいいだろう。
誘われないで、自転車だけ貸せだなんて、
仲間外れにされているのと一緒だ」
と、母は言った。
私は、そう言われるまで、
仲間外れにされている事にすら
無自覚だった。
というよりは、
そうは思えなかった。
貸した自転車を
取り返してこいと、母に命令され、
返してもらいに行った。
友達も、私も、
随分と可哀想な結末になった。
毒親のトラウマだ。
私がもっている物が、
誰かの役にたつならば、
それでいいじゃないか。
ご縁というのは
目に見えない。
それを感じる瞬間がとても好きだ。
私を頼ってもらう事も
期待に応える事も
とても好きだ。
だからきっと
これからも
私は変わらないだろう。
一体どんな素敵なガーデンウエディングになるのかな?
広大な敷地を管理するZ社。
ロケーションはたくさんの候補地があるらしい。
「春夏秋冬
4回結婚式あげてみてもいいですね!」
「海外だと冬とかにあるんですけど、
私、もふもふのウエディングドレス着てみたかったんです!!」
「じゃあ、コーディネートはくーさん(私)に任せようか」
「お~!私ですか!?
だっさださになる自信ならありますよ!」
皆で笑った。
Z社へ辿り着く事ができたのは、
匿名でK常務の事を紹介してくれた
『Iさん』のお陰だ。
終着したのだから、絶対に報告したい!!
電話を掛けた。
「な~んだ、仲介料もらえねがったのかぁ。
まぁでも、お互いが、お互いの為になる結果になったね。
良かった良かった」
と、すごく喜んでくれ、
「おらほの山も、買いたい人いたら宜しくな!
それ売って、駅前のマンション買うから!」
と笑った。
山がマンションを買う程の価格にならない事も
分かっている冗談だ。
本当に良い人だ、Iさん。
実はこの『Ⅰさん』もZ社の社員さんだ。
K常務も、Iさんも、Y課長も、S課長も、
Z社は皆、会う方会う方、最高に良い方々ばっかりだった。
皆さんに、またお会いしたいけど…
私の業種では関わらない方達だ。
普通に遊びに行こう。
Z社の施設に。
今からどんどん
”にぎやかし計画”が、始まるらしい。
Z社の今後がとても楽しみだ。
Z社のファンになった私は、
K常務にもお礼のお手紙を送った。
K常務、心に残るお人だったなぁ。
今日の出来事
今日は健康診断でした。
女性の為の検診をMAXでオプションつけて
全部受けてきました。
身体をいじくられ
血を抜かれ
バリウムものんで
散々でした
そうしたら娘が
「健康診断お疲れ様スペシャルメニューだよ」と
夕飯を作ってくれました。
とってもおいしかったです!!