くうねるあそぼー

急に何かにはまる癖があります。色々やってみる雑記ブログです。仕事は不動産屋さん。人の人生に関わるこの仕事なので、日々思う事・感じる事が多くて、どうしようもなくなってブログ始めました。どうかゆるい目線でお付き合い下さい。

【不動産取得税】たった1坪が運命の分かれ道になってしまった話~この罪は一体だれにあるのか考える~

知人からの相談がきっかけで

 

不動産屋としての

 

もやもやが勃発してしまったので

 

排出させて頂きます!!

 

知人からの相談がめちゃくちゃ勉強になった件

知人から、「不動産取得税について気なる事があって」とLINEが来ました。

 

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知人からのLINE

不動産屋なので、税金関係について調べるのが日課になっています。

即答できないけど、

調べると必ず勉強になるので、

こういう頼られごとは大歓迎。

 

ちなみに、不動産取得税とは

土地や建物を取得した年にだけ発生する税金の事。

 

 

ただ、これ以上の事は書けない。

税金について税理士以外の者が伝達する事は、

無償だろうと有償だろうと、

『3年以下の懲役または200万円以下の罰金』に課せられるのです。

 

 

ちなみに不動産の宅建協会からは

毎年度『税金の本』という本を配布されので、

 

私たち、不動産屋は、そんなリスクを負っているとは知らず

その本を持って、お客様に提案してしまう人もいます。

 

っていうか、税金に詳しい=信頼されるんです。

 

知らないとは恐ろしや。

 

協会から本が配られるからといって、提案してはいけないのだ。

 

「税務署に電話すればいい」と伝えるのが、正しき道である。

 

もし、税金について質問しても

お茶を濁す不動産営業マンに出逢ったら

優しい心で許してあげて下さい。

 

 

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詳しくはこちら

 

  

不動産取得税のシミュレーションができるサイト

と、言うわけで私はおススメのサイトを紹介した。

https://smlt.jp/shutokuzei_tochi_jutaku/

 

ここに必要事項を入力さえすればいい。

 

 

豪邸を建てた時の不動産取得税とは!?

結局、県から来た納税通知書に誤りは無いようだった。

相談主には、75万円近い不動産取取得税の請求が来ています。

なんで、こんなに不動産取得税が高かったの??

新築の為の住宅用地なら軽減措置があるんじゃないの??

建物だって、軽減措置あるよね??

 

その答えが、今回の勉強になった点なのです。

 

たった1坪...この代償はでかい。

その家は床面積が244.28㎡でした。

あと4.28㎡小さく建てていれば

税額が全然違うのでした。

 

たった約1坪。

 

建てた人、可哀想じゃないですか?

 

これくらいの事は、

私の知識として、覚えているべきだと思いました。

 

いや、知らなかったのは確かに恥ずかしいです。

でも、ブログに書いちゃいます。

 

今回は、新築だったんです。

 

自分でプランを変更できたんですもの。

 

建売や中古住宅ではできなくても、

新築なら、床面積なんて

いくらでも変えられる。

 

なのに、誰も知らなかった。

 

それもこれも、

税理士法』が作り出す罪ではないでしょうか?

 

ちょっと勉強すれば、分かる事。

本屋に行けば、たくさんの税に関する書物もある。

 

自分で勉強して知識をつけるのはいいけど、

それを無資格で他人に教えてはいけない。

 

でも誰かに教える事で身につく知識があると思うんです。

 

っていうか、そもそも

マイホーム建てよう!うん!じゃぁ、税金について勉強しなきゃ!!

ってなります?

 

きっと、ハウスメーカーさんが詳しいよね♪

って、思っちゃいますよね...

 

 

 

不動産取得税の前に…土地の評価額を知るには?

せめて教えられる事。

評価額の出し方です。

 

国交省のサイトで計算できます。

※あくまで概算ですけどね

https://www.chikamap.jp/chikamap/Agreement?IsPost=False&MapId=219&RequestPage=%2fchikamap%2fPositionSelect%3fmid%3d219

 

これで自分の土地評価額が調べられます。

あとは、持っている㎡数を掛け算するだけです。

 

不動産取得税の前に...建物の評価額を知るには?

木造の場合は、耐用年数22年とし、

施工単価は、㎡125,000円で計算します。

 

建物評価額=125,000円×延床(㎡)×(耐用年数-築年数)÷22年

 

※これ、売却査定の場合の計算式なんで...

納税通知書に書かれている評価額の方が安い評価になると思います。

 

これを計算して、

先ほどのサイトに入力してみれば、

役所からの請求額が妥当かどうか、目安にはなりますよね。

でも、素直に税務署に問い合わせするのが一番ですよ!

(私、捕まりたくないのでw)

 

 

アフターコロナとマイホームの考え方の変化を予想する

この相談主は都会に家を建てたわけではないです。

 

むしろ、田舎です。

 

それでも、こんなに不動産取得税がかかるのなら、

 

都心にマイホームを持つとなれば、

 

すごい大変ですよね。

 

 

ZOOMやLINEが当たり前に使われ、

 

リモートやテレワークが当たり前になり

 

5Gが当たり前になったのなら

 

田舎に、それなりのおうちを建てて、wi-fiさえありゃぁ仕事できますよね。

 

高い税金も、狭いおうちにも、満員電車にも

 

おさらばできます。

 

もう、都会にマイホームを持つメリットが、あるのでしょうか?

 

田舎といっても、

 

どこにでもスタバもコンビニもあります。

 

都会より不自由さは意外と感じないかもしれませんね。 

田んぼが宝に変わるかもよ…ていう話

 

安い物件!と思うと、

 

地目『田』とか『畑』なんてよくあります。

 

未線引き区域、市街化調整区域では、

 

その売買をお手伝いするのも

 

ほぼ不可能だったりします。

 

 

農新除外地域ってやつです。

 

農地を守るため、宅地化する事を

 

絶対に認めてくれません。

 

(宅地化とは、地目を宅地に変更する事です)

 

とっくに田畑の役目を終えたその『田畑』は

 

農業従事者しか購入できないルールがあります。

 

宅地化さえできれば、買う人がみつかるのに。

 

そんな法律、変えちまえ!と思っていたら

 

我が市長はやってくれました。

 

特別地域をどんどん増やしてくれたのです。

 

 

 

農地でも、集落地に近ければ、

宅地化を認めてくれるのです。

 

そんな法改正を知らない人も多いです。

 

今日はそのエリアに該当する『田』を見つけました。

 

坪4.5千円です。

価格は200万円。

 

こういう面白い物件をお手伝いするのが

 

大好きです。

 

 

田舎には、

 

可能性がたくさん眠っている。

 

いつもの景色にしないで、

 

それに気が付ける目を持っていたいです。

 

今週、農業委員会に相談して来ます。