物事の道理とは、何事もそうなのかも知れませんが、
視点を変えれば、良くも・悪くも見えてきます。
私は
”良い所を見つけつつ、見えない部分を探る”のが、
不動産屋のミッションだと思います。
疑い深く、という作業は
疑心暗鬼ぎみな私に、向いている様にも思えます。
さて…
皆さんは、この写真を見て、どうお感じになりますか?
私は、「風情があって良いなぁ」と思いました。
この側道の先には…
素敵な神社が現れるのですもの!!
テンションあがっちゃいましたw
るんるんと、一人で調査を続け、
登り切った先には…
温泉街の景色が広がります
(曇ってて残念)
やっぱり、私、古いおうちが好きなんだなぁと、感じました。
小道や路地裏って、ワクワクします!
…
だけど、目に見えない点も気を付けねばなりません。
水道管はどうなってる?
事前に入手した延床面積が、資料ごとに違うから、
”未登記”部分があるんじゃない?
※未登記部分があると、融資がつきません
屋根や基礎の劣化具合は?
…
離れた所から全体を見たり、
スケールで道路の幅を図ったり、
境界杭を探したり、
そのまま、市役所へ調査に行き、
水道管の図面や、道路の種類を確認し、
事務所に戻って、ネットで取れる登記簿を取ります。
と、課税台帳(市役所にある固定資産税を決めるための資料)と、
登記簿の、記載面積が違う事が判明しました。
…
「道路について、どうやって調べるのか分からなくて…」と売主さん。
現金で購入する場合は、デメリットに気づきにくいのです。
融資相談をして、銀行さんの審査ではじかれて、気づく事もあります。
基本的に、”建築基準法”に適した道路でなければ、融資はつきません。
…
頂いた資料を拝見すると、
売主さんも、ここを買う時、
誰か調査できる人が、そばにいなかったのだろうなぁと
可哀想に感じました。
…
難しい問題が見つかっても、
解決する方法や、
その為の費用等が分かれば、デメリットを消してあげられるのです。
解決しなかった場合に、どんなデメリットがあるのか、
という事もまた、教えてあげたい点です。
そういう事柄を、頭の中でフル回転して、
不動産屋さんは、現地調査をしています。
…
きっと、はたから見ると、
一人で紅葉狩りしてる女に見えるのでしょうけども、
これからも、現地調査をして、
スキルアップして行きたいです。