とてもお世話になっているお客様より
「神棚取付」をご依頼頂きました。
しかし、その現場はマンションなのです。
マンションの構造って、施工会社によって違うので
とても難しいミッションなのでした。
果たして…!?
天井には2種類ある
壁に何かを取り付ける、あるいは、天井から何を吊り下げる
といった工事の場合、
壁や天井の裏側が工事の分け目になります。
中古マンションのリフォームとなると、
この構造が開けてみないと分からないケースがあり、
かなりの職人技が必要になります。
手でコンコン。
下地チェッカーでチェック。
一番大変な作業が、
この下地探しです。
天井が二重天井なのか、スラブ直張天井なのか…
図を見てお分かりの通り、
直張りでは、天井に何かをつるす工事は、ほぼほぼできません。
さて、大工さんの試行錯誤は続きます。
骨組みの材質という壁もある
大工さんの調査の結果、
下地チェッカーの針が、
天井材(石膏ボード)に刺さったので、
二重天井だという事が判明しました。
ですが、骨組み(野ぶち)の材質までは分からないのです。
一難去って、また一難。
金属だったら、ビスが打てません。
アウトか、セーフか…
下地チェッカーで、確認します。
今回は”セーフ”。木材で骨組みしてありました。
少しずつ
位置を
ずらして刺し、ずらして刺し
を繰り返します。
刺さった箇所にマスキングテープで目印をつけ
野ぶちの幅を確認します
気の遠くなるような作業です。
野ぶちのサイズや、等間隔を割り出したら
レーザー墨出し器でマークします
見つけた!!
位置を決めたら、あっという間に
寸法を出して、
木材をその場で加工して
できちゃいました!!
素晴らしい‼
この工事を、この親方以外に出来る方を
私は知りません。
それほどまでに、腕の良い親方なのです!
引っ張りダコの職人さんなので、
なかなかスケジュール調整がつきませんでした。
それでも、お客様の大切な神棚です。
失敗したくなく、
お客様には、数か月待って頂きました~。
仕上がりを見て…
お施主様の反応はというと…
「インテリアとしてもカッコいい!!」と、
大絶賛頂きました~!
本当に良かったです。
そして、私は何をしていたかと言いますと、
かわいいワンチャンと戯れておりました(笑)
あぁ…
人脈って本当に大事だなぁと
この日も、しかと噛み締めた一日でした。
※お施主様へ※
お写真の掲載と、ブログのご承諾頂きありがとうございます!
これからも、宜しくお願い申し上げます♪