コロナショックで景気不安がささやかれていますが
不動産投資を考えている方は、攻めるか・守るかどちらを選択するのでしょうか。
私が出した答えは『無理なく攻める』です。
私は、まだ、投資物件を自己所有では持っていません。
自分の所有(自ら大家さん)になれば、
物件を持つ=資産が増える
という事になります。
身の丈に合った物件が出たら、
借りられるうちに貸してもらおうと考え実行してみました。
信金に投資用ローンを申込みしてみた
まず物件を選ぶときに大事にしている事が
『物件に惚れてはいけない』という事です。
安い!買える!買っちゃえ!失敗したー!
では、安物買いの銭失いになりかねません。
そこで重要なのが、『事業計画書』の作成です。
事業計画書というのは、
”この物件を持ったら、いくらの収益で利回りが〇%見込めます。
諸経費はいくらくらいで、リフォームにはいくらくらいかかります。
入居者(ターゲット)は、こんな方です”
という計画書の事です。
それと、意外と大事なのが
『この事業に対する熱意』を伝える事です。
その思いを、事業計画書にぶつけましょう!
ちなみに、事業計画書は日本政策金融公庫からひな形が取れます。
こちらから ↓ 創業計画書をダウンロードして下さい。
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html
銀行がどこをチェックするのか
事業計画書が出来たら、早速銀行に提出しに行きましょう。
持っていく書類は
・事業計画書
・物件資料
・物件の案内図
・(法務局資料関係)公図、地積測量図、登記簿
・名寄帳(課税評価台帳)
・リフォーム見積
・利回り計算書
・借入残高証明書
・(働いている方は)名刺や会社パンフレット
・不動産業に関する資格があれば、免許証や資格証明書もあると良いでしょう
まず
不動産に価値があるのかをみます。
上記の中で一番大事なのが、名寄帳です。
不動産を所有すると、固定資産税・都市計画税の納税義務が発生します。
その税金の額を決めるのが、
この、名寄帳の中に記載されている『評価額』です。
市役所の税務課に行けば取れますが、
物件の所有者の委任状が必要です。
この名寄帳には、
不動産の土地・建物、それぞれの評価額が記載されており
基本的に、銀行は、
その評価額以上の貸付は貸したがりません。
つまり、売買価格が評価額以下だったら、『掘り出し物件』と
言えるのです。
\まぁ、そういう物件は何かしら安い理由があるのですけどね/
そうです。つまり、
次に、安い理由を掘り下げられます。
今回のケースでは安い理由が、『接道が無い』からです。
建築基準法で、道路に間口2m以上くっついていないと
建築できないという決まりがあります。
それを満たしていない物件を『接道が無い』と言います。
実際にはちゃんと道路、くっついているんですよ!
「え?さっき歩いたあの道は何?」ってなりますよね。
登記簿や公図をみないと、なかなか見抜けないのです。
不動産屋さんにしっかり確認しましょう!
もう一つが、
この人の属性はしっかりしているのか。という点です。
属性とは、
勤務先、勤続年数、カードローンなどの借金状況、年収などです。
投資ローンは、
不動産の価値と、借りる人が信用できるやつなのか、を見るのです。
窓口でのやりとり
ポイントは『この人を応援してあげたい』と
思ってもらえるかどうか、です!
所詮は、ひと対ひと。
物腰は低く、でも、”知識はあるわよ”と、凛とした態度で臨みましょう!
私が突っ込まれたのはまず、
「なんでこんなに安いのか」です。
理由は、『接道が無い』からです。
ですが、幸いにも、建築基準法を満たす裏の手を満たしており、
再建築もできると市役所にしっかり確認できてます。と、伝えました。
※再建築とは、更地になっても、もう一度新築できる許可を与えてもらえる事です。
とにかく、銀行さんの突っ込みを、一つ一つ動じないで、丁寧に弁解しました。
次に、「返済計画」についてです。
利回りは10%以上が望ましいと言われます。
計算式は 年間家賃収入÷物件価格×100 です。
短期高額返済では、正直、私の生活に支障がでます。
住宅ローンもあと2900万あるし、
年収だって300万くらいです。
あえて10年で利回りを計算しました。
その結果、月額2万円ちょっとでも、利回りは16%近くになりました。
そしてアピールしたのが
・会社員は続ける
・世帯年収は1000万近い
・私の収入は生活費に入れなくとも成り立つ
私の収入を投資にと考えた
・貸家は一度入居したら、修繕はそうそう頻繁には発生しない。
だから、繰り上げ返済を率先して行い、
実質10年未満で完済する予定
という点です。
担当の人は、うん・うん、とうなずいて聞いてくれました。
時折、「これは、こうした方が良いですよね」と、アドバイスを頂き、
「その考えは良いですね!それは思いつきませんでした。さすがですね!」などと、
のってあげました。
すると、最後には「事業計画書、きちんとしてますね」とお褒めの言葉を頂きました!
出す前までは、敷居が高いなぁ・・・と思っていましたが、
全く問題なかったです。
投資用ローンの審査結果
まだはっきり出ていませんが、
『接道無し』でひっかかりました。
ただ、その道路は私道なので、
「所有者さんに譲ってもらえば融資できます。」との回答でした。
あー、地上げかぁ。
苦手なやつだ(笑)
私道を買い上げるか、
前面道路を気にしない銀行を探すか。
という結果になりました。
そして、私自身は、借入できると、仰って頂きました♪
まじめ(?)にサラリーマンやってて良かった!
私は物件を買うお金を借りるためだけにやってますW
感想
まずは何事もやってみる事ですね!
無事に、この物件を購入できたら、また報告させて下さい。
報告がなかったら、そっとしてやってくださいませ。
以上、素人投資家の奮闘報告でしたー。
追記
もたもたしているうちに、あっさり他の方に買われてしまいました。
しかも後日、貸家になって情報が出ていました。
その情報も2か月後には消えました。
あぁ、私が買えていたなら、いまごろ家賃収入が...と思いましたが
先見の目は間違えていない事が証明されたのだと、
プラスにとらえました。
やはり、不動産はスピード勝負と実感した次第です。